BRAINTECHコラム

メタバースとブレインテック

皆さんはメタバースという言葉をご存じですか?

最近ではマーク・ザッカーバーグ氏がCEOを務めるFacebook社が社名をMetaに変えたことが話題となりました。

他にも、ポーランド人起業家のロバート・グリン氏を中心に開発が進められるEverdomeという火星を舞台にしたメタバースプロジェクトでは、超リアルな仮想世界を構築することを標榜しています。
その仮想空間で使用されるDOMEという仮想通貨の時価総額は、現在350億円ほどになっていて、期待の大きさがわかりますね!
https://everdome.io/

【メタバースとは何か?】
Wikipediaでは「メタバースとは、コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを指す」という説明がなされています。
メタバースは仮想現実だとなんとなく理解していても、曖昧でピンと来ない方が多いと思います。例えば、バーチャルYouTuberなどを想像してみるといいかもしれません。バーチャルYouTuberのような3Dモデルを操って、
仮想空間で交流すること。この交流する場や、そこで行われる様々なサービス、それらを総称してメタバースと呼んで良いでしょう。

そして、メタバースを生み出すためにはVRやAR、MRなどXRと総称されるさまざまな技術が必要不可欠となっています。

【XRとは何か?】
XRとは「Cross Reality」の略称で現実世界と仮想世界の融合に関する技術の総称のことです。具体的にXRの中にはVRやAR、MRといったものがあります。
・VR:「Virtual Reality」の略称で仮想の世界の中をまるで現実かのように体験できる技術。
VRというとゲームを想像しやすいかもしれませんが、仮想世界の中にアバターを表示させ、臨場感を伴った会議ができるようにすることや、研修を仮想現実で行うなど様々なところで活用されています。
・AR:「Augmented Reality」の略称で、現実世界に仮想世界を重ね合わせるように体験することを可能にする技術。
この技術を用いたものを挙げると、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの「ポケモンGO」といったスマホを現実世界に向けることで、アプリ画面にキャラクターが表示されるアプリや、自分の部屋にスマホをかざして家具の画像を重ねることで、購入前に部屋のレイアウトを考えることができるアプリなどがあります。
・MR:「Mixed Reality」の略称で複合現実と言われ、現実世界と仮想世界を融合させる技術。
これだけ聞くとARとの違いがわかりづらいかもしれません。MRはARと異なり、現実世界の形状を完全に把握し、現実世界と仮想世界をより密接に融合させることができます。ARでは現実世界に映し出されたものを様々な角度から視認したりすることは難しいですが、MRではそれが可能になります。
Microsoft社の開発する「Microsoft HoloLens」は現実世界に映し出されたホログラムの3D映像を手の動きで操作できるものです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens

【メタバースとBCI】
現在XRは、触覚や嗅覚と連動するものもありますが、どのモデルも画面とコントローラーのような従来の操作系に依存しています。その中でBCIを利用することは、画面や物理的なハードウェアを完全に無くし、仮想空間の可能性をより高めるものです。
メタバースに関わるXR技術や、ブレインテック双方の技術革新が進む中で、その掛け合わせを実現しようする企業が現れ始めています。その一つがアメリカのゲーム・ハイテク企業のValve社です。
Valve社は、アメリカの神経科学ツールを開発するOpenBCI社と共同で非侵襲型ヘッドセット「Galea」の開発を推進しています。
「Galea」はEEG (脳波)、EMG (表面筋電位)、EDA (皮膚電気活動)、PPG (光電式容積脈波計)、アイトラッキング (人の眼球運動)を1つのヘッドセットに統合した初めてのデバイスです。拡張現実・仮想現実やマルチモーダルセンサシステム の没入感と組み合わせて利用するツールとして提供しています。このような開発によって、仮想世界がもう一つの現実世界となるようなリアリティを持つことは夢物語ではなくなってきています。
現在、Web3.0に代表されるブロックチェーンを利用した情報伝達がメタバースと並ぶトレンドとなっています。Web3.0によって、世界中のどこからでもアクセス制限がなくなることや、サーバーの安定が進むことでメタバースの発展は大きく後押しされると思われます。
メタバース・Web3.0・ブレインテックはそれぞれが補完し合う形で発展を続けています。
冒頭に述べた、超リアルな火星での生活を実現するEverdomeプロジェクトが実現したらと考えると胸が躍りますね。
今後のメタバース・Web3.0・ブレインテックの動向には要注目です!

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