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店舗の設備は、リース・レンタル・購入 … 結局のところ、どれがいい?


お店を始めるときには、レジ機器をはじめとするさまざまな店舗機器を用意する必要があります。経営者の頭を悩ませるのが、設備投資にかかる費用のこと。初期コストやランニングコストはできるだけ抑えたいものです。
中小企業が設備投資をする場合、一般的に「購入・リース・レンタル」の選択肢があります。今回はそれぞれを比較検討して、メリット・デメリットについて見ていきます。



購入・リース・レンタルの違いとメリット・デメリット

レジ機器などの店舗機器を導入する際、購入・リース・レンタルでは、どれが最もおトクなのでしょうか。それぞれの違いとメリット・デメリットを見ていきましょう。


購入のメリット・デメリット

店舗設備を購入する場合、現金で一括購入する方法と分割払いで購入する方法があります。支払い総額のことだけ考えれば、現金一括購入が最も割安です。リース料や金利が上乗せされないため、費用を安く抑えられます。
一方で、多額の初期費用がかかるため、手元資産が減ってしまうのがデメリットです。分割払いなら月々の金利はかかるものの、一度に多額の現金を準備する必要がありません。
購入のメリットは、買い取った店舗設備が会社の財産になることです。多種多様な機器の中から、好みのものを選べます。リースやレンタルのように細かい決まりがないため、好きなように使えます。店舗設備を会社の財産にしたいのなら一括もしくは分割購入がおすすめです。資金繰りに困ったときには売却という手段もあります。
ただし、固定資産税や維持費など新たな出費が発生する場合があるのは心得ておきましょう。会計処理に関しては、減価償却の対象となる場合があり、事務処理に多少の手間がかかるのは否めません。

リースのメリット・デメリット

リースとは、リース会社が新品の店舗機器を購入して、契約した企業に貸し出すシステムです。企業側はリース会社に毎月のリース料を支払います。このリース料には、商品の分割代金と金利のほか、保険料やメンテナンス料、固定資産税、リース会社の利益などが組み込まれています。
リースのメリットは、最新の設備を月々決まった金額で導入できるところです。購入のように一度に多額の費用が必要なく、長期契約であるため毎月の支払額もレンタルに比べて安くなります。
しかし、所有権はリース会社にあるので、会社の固定資産にはなりません。契約期間は長いのが一般的で、途中解約は原則不可なのもデメリットです。また、リース代には手数料なども上乗せされているため、トータルすると現金購入に比べて高額になります。



レンタルのメリット・デメリット

レンタルは「借りる」という点では、リースと同じです。レンタルの場合、契約期間が比較的短く、1日、1週間、1ヵ月などの短期間の利用に適しています。使用頻度の低いものなら、購入やリースを利用するよりレンタルしたほうがおトクかもしれません。
万が一、レンタル中の機器が故障したら、レンタル会社負担で修理や交換をしてもらえます。また、リース契約と同様に会社の資産にならないため、減価償却などの経費処理のわずらわしさもなく、月々のレンタル料は経費に計上できます。当然ながら、固定資産税なども不要です。
レンタル会社が保有するものの中から商品を選ぶことになるので、商品の選択肢はどうしても少なくなります。中古品がほとんどで、最新設備の利用は難しいでしょう。必要なものを必要なときに借りられるとは限らないことを心得ておく必要があります。



減価償却って何?

設備投資を行う際には、減価償却についてきちんと理解しておくことが重要です。基本をおさらいしておきましょう。

減価償却とは、店舗機器などの長期にわたって使用すると想定された資産を何年かに分けて資産計上する会計処理のことです。たとえば100万円でレジ機器を購入した場合、全額をその年の経費として計上はできません。耐用年度に応じて、1年目に20万円、2年目に20万円…というように数年にわたって少しずつ経費を落とす必要があります。

この減価償却の制度をうまく利用すれば、節税対策にもなります。気をつけなければならないのは、減価償却は商品が納品された日からではなく、使用を開始した日から始まるという点です。高額の店舗機器を購入する際は、いつ購入するのがいいのかを税理士に相談するなどして、タイミングを見計らうといいでしょう。


まとめ

店舗設備を導入する場合、いくつかの選択肢があります。どれもメリット・デメリットがあり、一概にどれがいいとは言えません。それぞれの違いを理解したうえで、状況に応じた選択をすることをおすすめします。